政治の混乱が続くタイで、反政府デモ隊が13日朝から、首都バンコクを封鎖するとして、大規模な抗議行動をしている。デモ隊が封鎖するとしているのは、市内20カ所以上で、周辺には、日本大使館や日本人学校もある。
デモ隊が封鎖しているのは、各国の企業などが集まるビジネスエリアの中心部で、首都は今、非常事態の瀬戸際に立たされている。
首都バンコクの道路20カ所以上を封鎖した反政府デモ隊は、このうち7カ所にステージを設置して、居座りを始めた。
首都機能をまひさせて、インラック暫定政権の即時退陣や総選挙を中止に追い込むのが狙いで、「勝つまで続ける」と訴えている。
政府は、警察や軍など、あわせておよそ2万人を警備や監視のために動員しているが、大きな衝突にも発展しかねず、首都は不穏な空気に包まれている。