基本的なタイのゴルフ場での流れ
日本でゴルフに頻繁に行くという方もいらっしゃると思いますが、タイと日本のゴルフ場では若干システムが異なります。そのため、初めてタイでゴルフを行う日本のゴルフプレーヤーの中には、その違いに戸惑ったり驚いたりする方もいらっしゃいます。
また、タイでゴルフを始める方などにも読んでいただければいいかなと
ゴルフ場の予約
日本では、インターネットを通じてゴルフ場を予約することが多いのではないでしょうか?もちろん直接ゴルフ場に連絡を入れる方もいらっしゃいますが、ネットで予約したほうが安くなることもありますし、複数のゴルフ場を比較しやすい、お得な料金を見つけやすいというのもネットの特徴です。
一方で、タイでは基本的にゴルフ場に直接連絡をして空き状況を確認し、その場で予約をするという方が多いようです。もちろんゴルフ場の受付は日本語が喋れませんので、タイ語が堪能な日本人が電話をしたり、タイ人に予約を取ってもらう方も少し前までは多かったようです。
しかし最近は、弊社をはじめとする予約サイトを通じてゴルフ場予約を行う方も増えてきています。タイ語や英語が話せなくても日本人スタッフも多いですし気軽に利用することができますし、たくさんのゴルフ場を取り扱っているため、それぞれのゴルフ場を比較しやすいというのも大きなメリットです。
ラウンドまでの流れ
ゴルフ当日、送迎サービスなどで現地に到着したら、まずはそれぞれのゴルフ場のプロショップのようなところで受付を行います。基本的には予約した時間にスタートすることになりますが、空いている時間帯であれば数十分から1時間以上の融通が利くこともあるため、ラウンドの前に食事をとったりドライビングレンジでその日の調子を見たりすることも可能です。
一般的なタイのゴルフ場であれば、車で到着した時点でキャディーさんがゴルフバッグをおろしてくれますし、ラウンドまでは荷物をきちんと管理してくれます。プレーヤーは受付後、着替えなどを持ってロッカールームに移動し、準備ができたらゴルフバッグを持つキャディーさんの元へ行くことになります。
タイのキャディーシステム
日本では、通常は1グループにつき1人のキャディーさんがついたり、いらない場合はつけなかったりすることができます。しかし、タイのゴルフは原則1プレーヤーにつき1人のキャディーさんがつきます。4名で回る場合は、キャディーさんも4人就くということになるのです。
また、ゴルフ場によっては1人のプレーヤーにキャディーフィを払えば複数のキャディーを付けることも可能です。カートの運転の他に、傘持ちや椅子持ち、スコア記入から、残りヤード数の確認や風、芝生の流れを伝えるなど、ラウンド中の様々なお世話をしてくれます。
なお、ゴルフ場では最初にグリーンフィーと一緒にキャディーフィも支払うことになりますが、ラウンド終了時にはチップとしてキャディーさんに直接お金を手渡す必要があります。基本的には300バーツがチップの相場となっていますが、例えばベテランのゴルファーなどはキャディーさんも事前に予約していたりするため、そういった場合は500バーツほど支払うこともありますが、あくまでも気持ちですので担当してくれたキャディーさんの仕事を見て楽しかったらその分渡してあげればいいと思います。
例えばハーフラウンドしか回らない場合は200バーツ程度のチップで問題ありませんが、18ホール回る場合はチップの最低額が暗黙の300バーツになっているため、300バーツ以下を支払うと文句を言ってくるキャディーもいるらしいです。この辺りの感覚は、チップ文化のない我々日本人には難しいところです。
当然カードを使うことはできませんので、事前に100バーツ札を複数用意しておくことをおすすめいたします。ラウンド中に売店でジュースや水を購入したり、ロストボールを購入したりすることもあると思いますので、余裕を持って1000バーツ分ほどの小銭を用意しておきましょう。
ただ、ゴルフ場によってはプレーフィの中にチップの分も含まれている場合もありますので、渡さなくてもいいゴルフ場もあります。
ラウンドについて
ゴルフ場によって大きく異なりますが、基本的には1組3人以上で回ることになります。2名で予約した場合は、他のプレーヤーと一緒に回ることが多いですが、当日の空き状況によっては2名のみでラウンドすることも可能です。また、逆に5人が1組となって回ることのできるゴルフ場も存在します。ただし、ゴルフ場によっては最大1組で4名しか予約を受け付けないところもありますし、2名では回れないというところもあるため、予約時に確認しておく必要があります。
日本では、9ホール回って昼食などを食べるという方も多いと思いますが、タイでは原則スループレーで18ホールまで打ち切ります。しかし、もちろん日本と同じように途中で休憩を入れてもかまいません。その場合は、ラウンド開始あたりにキャディーに伝えておくようにしましょう。ただし、当日の状況でスループレーしてくれと言われることもあるため、そのあたりはゴルフ場やキャディー次第ということになります。
ラウンドから帰宅まで
ゴルフ場の空き具合によって大きく左右されますが、スループレーでカートを利用して回ることになるため、意外に早くラウンドが終了したと思われる方も少なくないようです。しかし、前の組が遅かったりするケースも大いにありますので、一概にラウンドの終了時刻を予測しにくいというのがタイのゴルフです。
プレーが終わったら、キャディーさんにチップを払ってクラブをきれいにしてもらいます。ゴルフバッグは、キャディーさんが駐車場やフロント周辺などに持って行ってくれますので、重たい思いをしてロッカールームまで担いでいかなければならないということにはなりません。
そのまま帰宅される方もいらっしゃいますが、やはりロッカールームに戻ってシャワーを浴びてからの方がすっきりします。場合によっては、ゴルフバッグはしばらく放置されることになりますので、心配な方は一緒にロッカールームに持ち込んでしまうといいでしょう。
タクシーでゴルフ場に行かれる方も多いですが、ゴルフ場の場所によっては帰りのタクシーがなかなか来ないところも存在します。ハイヤーサービスなどを利用するのが最も便利かと思いますが、タクシーで帰られる場合は早めに呼んでもらい、レストランなどでビールを飲みながら談笑し待つのが良いでしょう。