タイでゴルフボールを買うならどこがいい？

ゴルフをするには当然ゴルフボールが必要になってきますが、1つのコースを回るのに何個のボールが必要になるかは、そのゴルファーの腕次第と言ったところです。ゴルフボールを全くなくさないというプレーヤーもいる一方で、1日で10個や20個を消費するというプレーヤーも存在します。

今回は、タイのゴルフボール事情について見ていきましょう。

結論から言うと、日本で購入するよりもタイで購入したほうが割高になることが多いです。もちろんゴルフボールにも様々な種類があるため、一概に価格をお伝えすることはできません。しかし、同じ商品であればタイよりも日本の方が割安感があります。

もちろん円高の時期であれば高いという印象もあまりないかもしれませんが、バーツ高になってしまうと日本で買うことでかなりのお得感を感じることができるはずです。逆に言えば、バーツ高の時期にタイでゴルフボールを購入すると、かなり損した気分になるため、お気に入りのボールがあるのであれば日本から持ってくることをおすすめいたします。

日本でのプレーに慣れていらっしゃるゴルファーの方々は、そんなに頻繁にボールをなくさないのではないでしょうか。しかし、そんな方でもタイでプレーしているとボールがなくなりやすくなることが多いです。当然ゴルフ初心者の方になると、1日で10個以上のボールを使うことも珍しくはありません。

それは、特にバンコク近郊のゴルフコースでは、池が多く造られているところが多いからです。アップダウンが少ないため、難易度を上げるために池を造るのですが、当然そこに入ってしまうと取り出すことができません。

また、キャディーさんによっては打った方向をきちんと見ていないため、池に入ってもないのにそのままロストボールとなってしまうこともあります。後ろが詰まっていると、ボールを探すために十分な時間を使うこともできないため、新しいボールを出して「早く打って」とせかされるわけです。

そのため、日本でのプレーに慣れていらっしゃる方も、タイでゴルフをする場合は、初めはなくしても良いようなロストボールを利用することをおすすめいたします。しかし、ロストボールにも良し悪しがあるため、きちんと良いボールを選ぶ必要があります。

ゴルフコースによってまちまちですが、通常は6個100バーツ、10個150バーツといった具合に、そのゴルフ場のロストボールが低価格で販売されています。そのため、ボールをなくしやすい方は、ゴルフに行くたびにゴルフ場でロストボールを購入することになります。

そういったロストボールは、最初にグリーンフィーなどを支払うプロショップでも購入することができますし、コース内に数カ所ある休憩所でも販売しています。しかし、質の良いロストボールとそうでないロストボールがあるため、きちんと見分けなければなりません。

もちろん良い状態のロストボールを販売しているゴルフコースもありますし、良いボールと悪いボールで価格差を付けて販売しているゴルフコースも存在するため、一概には言えません。しかし、やはり質の悪いロストボールを販売しているゴルフコースも少なくありません。

ロストボールの多くは池ポチャで回収不可能となったものになりますが、水に長時間浸かっていたボールは、ゴムが劣化することによって反発力が落ちてしまいます。要するに、しっかりと打てたとしても飛距離が伸びずに満足いかないショットになってしまう可能性があるということです。極端なことを言うと、新品のボールであっても、一度水に浸かってしまうとそのボールの品質が著しく低下すると言われることもあります。

また、ゴルフボールは常温で直射日光の当たらない場所で保管するのが正しいとされています。タイのゴルフ場のロストボールは、仮に池の中に入っていたものでなかったとしても、高温で直射日光にさらされていたものである可能性が高いです。ボールに直射日光がが当たり続けると、その部分の樹脂が柔らかくなり、同様に飛距離や打ったときの方向に影響が出てしまいます。

それでは、タイで状態の良いボールを安く手に入れるにはどうすればよいのでしょうか。ゴルフ初心者の方やボール自体の性能などあまり気にしない、または気にならないレベルの方であれば、ゴルフ場で安いロストボールを購入すれば問題ないでしょう。

しかし、購入するのがロストボールであったとしても、できればお気に入りの種類のボールがほしいという方もいらっしゃいます。または、ロストボールの中でも高品質のボールがいいという方も多いでしょう。

そういった方は、少々面倒ですが、ゴルフ場に行く前に別の場所で用意しておくべきです。例えば、バンコクのタニヤプラザなどであれば、ゴルフ場の安いロストボールよりは比較的新しく質の高いボールが売られていたりします。

そういったものを利用すれば、ゴルフ場のロストボールよりは満足できるショットが期待できるのではないでしょうか。しかし、やはりロストボールはロストボールですので、新品のボールを使いたいのであれば、日本から持ってくるのが最も安いといえるでしょう。